”大江山” 演目紹介

~舞歌~
秋風の 音に途絶へて 西川や 雲切行くなり 大江山かな

大江山は京都府福知山市の北に聳える標高833メートルの山で”源頼光”が”酒呑童子”を退治した山と伝えられる。

源頼光は一条天皇の勅命によって、 大江山の酒呑童子を退治しようと、家来の四天王を連れて行く。道中、熊野住吉八幡宮に参り、大天狗より”悪しき者が飲むと毒酒となる神酒”を授けられる。

大江山仙丈ケ岳への道は険しく、四天王のひとり”坂田金時(幼名:金太郎)”か斧を持ち、道を切り開く。

大江山への道を切り開く”坂田金時”


一行は「鬼は出家者には手を出さない」と聞き、山伏姿に変装する。都からさらわれてきた姫(紅葉姫)の道案内で鬼の岩屋にたどり着く。 酒呑童子に一夜の宿を求め、手下の鬼たちと酒を酌み交わすうち、鬼たちは神酒の威徳によって酔い倒れ、力を失ったところを、源頼光たちは鬼たちを退治する。

山伏姿に変装した”源頼光”


”金時”の木を切り倒し道を切り開く舞、”酒呑童子”と”頼光”達の問答が見どころです。

源頼光に退治される”酒呑童子”

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